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赤ちゃんの頭のゆがみは成長発達や斜視に影響する!?

赤ちゃんの頭の変形(ゆがみ)は中等度以上場合様々な影響がでる恐れがあると言われています。

本ページではその影響について重要な点を紹介します。

 

発達への影響について厚生労働省のレポート

日本形成外科学会から提出された形状誘導ヘルメットに関する要望書に対し、「医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会」が報告した内容に、以下の通り記述があります。

 

これまで、乳児期の外圧による頭蓋変形は、成長発達遅滞や機能障害の原因とはならないと考えられてきたが、斜頭症等を伴う症例では神経発達及び運動発達に遅れが見られるとの報告が複数あり、頭蓋変形と発達遅滞との関連性が注目されている。年齢、性別、社会経済的境遇が同等の、変形性斜頭が認められる 237 児及び認められない235 児について、Bayley 乳幼児発達検査(BSID-Ⅲ)に基づき比較したところ、前者で運動領域において 10 ポイント、認知及び言語領域において 5 ポイント低い結果であった。変形性斜頭は、神発達遅延を必ず生じるものではないが、リスク要因であると報告されている。

斜頭症等を伴う症例では神経発達及び運動発達に遅れを伴うとの報告が複数あり、頭蓋変形と発達遅滞との関連性が注目されている。

 

さらに、「頭蓋変形が自然軽快する可能性が乏しく、神経発達及び運動発達の遅滞を予防する観点からも、中等症以上の変形性斜頭等については積極的な治療の適応がある」との記載もあり、中等度以上であれば治療をした方がよいと考えられています。

 

斜視にも影響する?

2007年にRocci教授らが報告した頭部変形した乳児における視覚機能のさまざまな側面について評価した結果、斜頭症の赤ちゃんは視覚機能異常が見られたとされています。

調査対象
38人の乳児(男児28人、女児10人、平均年齢7か月)
頭蓋変形の種類:斜頭症11人、三角頭症12人、舟状頭症15人

結果
38人中32人(84%)に何らかの視覚機能異常が認められた。
眼球運動異常は8人に見られ、特に斜頭症の乳児に多かった(6/11人)。
視野異常も斜頭症の乳児に多く見られた(5/11人)。

これらの結果から、斜頭症は斜視等の視覚異常が起こりやすいと言えます

斜視は視力、立体感、眼精疲労といった視覚機能に影響を与え、運転、読書、スポーツなどの細かい作業が困難になることがありますし、見た目の問題も出てきますので、できればなってほしくないですね。

なお、実際に日本の治療院のブログでも斜頭症の子どもは斜視が多いとの情報が紹介されています。

 

その他にはどんなことに影響する?

運動や神経発達の遅れのほか、顔面の非対象による顎のゆがみ、側弯、斜視、肩こり、片頭痛、歯並びなどへの影響が指摘されているそうです。

斜頭症だと、寝やすい向きが固定化されることにより、長い年月をかけて体の片側に負荷がかかりアンバランスな体になります。結果、大人になってから片側だけに腰痛や肩こりが発生しやすくなるようです。

身体の不調の遠因になる可能性があるので、重度の場合は治しておいた方がいいですね。

 

まずは相談してみよう

赤ちゃんの頭のかたちが正常なのか、ゆがんでいるのかはなかなか素人にはわかりにくいものです。

見た目で明らかにゆがんでいる場合は病気の可能性もあるので医療機関に相談しましょう。

少し気になる場合は、セルフチェックを行ったり、相談窓口に相談したりしましょう(^^)/

 

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