
赤ちゃんの頭の形が絶壁気味かも?と思ったり、ゆがんでいるかもしれないと感じたりした場合は、迷わずに専門家に相談するようにしましょう。
このページでは、今すぐに専門家に相談すべき理由とオススメの相談窓口について解説します。
今すぐ専門家に相談すべき理由①病気の可能性

頭の変形は大きく分けて①外力による変形( 位置的頭蓋変形症 )と②病気による変形(頭蓋骨縫合早期癒合症等)の2種類に分類されます。
①外力による変形( 位置的頭蓋変形症 )は出産~生後数か月間の頭が柔らかい時期に、出産後の早期の重力や長時間同じ体勢の睡眠、向き癖等によって影響を大きく受けて頭が変形することです。
絶壁や斜頭症等がこれに該当します。
頭の変形は、程度の大小はありますが多くの新生児が経験するものです。軽度で頭が柔らかいうちであればお子さまの睡眠時の体勢を頻繁に変えることや、タミータイム等の時間を取ることである程度軽減することができます。
なお、この変形はヘルメット治療が普及していない現代では治療はほとんど行われておらず、頭が変形したまま過ごしているというのが実情です。
変形が重度な場合は後述する症状が出てくる可能性がありますので、治療をした方が望ましいです。
②病気による変形は、頭蓋骨縫合早期癒合症や頭囲拡大(大頭症:脳の内部の部屋に髄液がたまる等)、小頭症(遺伝子異常や、感染症、脳の異常など)、頭血種(骨膜の一部が剥離したり、血管が破綻して血液が貯留することでできるコブ状の腫瘤)等の例があり、治療を急ぐ必要のある病気も多々あります。
しかし、これらの変形の要因を見分けることは容易ではありません。専門家による診断が必要です。
変形の原因についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
今すぐ専門家に相談すべき理由②頭の変形による影響

頭の変形により、中長期的に様々な影響が出ると言われおり、また、Q&Aサイト等では実際に影響がでたという実例についての質問がなされています(ただし、因果関係が立証されているわけではありません)。
内容としては外見に関わることが多いため、女性の方は特に注意が必要です。
影響の一例は以下の通りです。
・眼球吐出や両眼の離間(先天的な病気の場合)
・歯列のかみ合わせ異常(先天的な病気の場合)
・脳内の圧迫や水頭症等の合併症による聴力障害、精神発達障害(先天的な病気の場合)
病院心理臨床での経時的発達検査の有用性について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/78/0/78_2AM-1-039/_pdf/-char/ja
・精神運動発達や自閉スペクトラム症との関連(後天的も含む)
・斜視や中耳炎、歯のかみ合わせ異常(後天的も含む)
新生児・乳幼児の頭蓋変形
https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/82/4/82_203/_pdf/-char/ja
・顔のバランスが悪い(片側だけシワが深い、目が小さい、耳のズレ等:Q&Aサイトの質問より)
・頭の形が悪く、髪型が限定される/決まらない(Q&Aサイトの質問より)
・頭の形が悪く、ヘルメットや帽子のサイズが合わない/似合わない(Q&Aサイトの質問より)
将来、お子さんの悩みの種になりそうな影響が多々あります。
今すぐ専門家に相談すべき理由③治療できる期間が短い

ヘルメット治療の効果が高いのは生後2~6か月であり、7ヵ月以降では効果が低下すると言われています。理由として、頭蓋は生後 6 か月までの成長が著しく、頭蓋骨の成長の 50%が達成されることが挙げられます。(https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/82/4/82_203/_pdf/-char/ja)
6か月以降も治療できないわけではありませんが、できるだけ早くに治療を開始した方が効果が得られやすいことがわかっています。
治療したいと決断してから治療までに1か月程度は時間を要する(治療をできる病院探し、病院での受診、ヘルメット作製など)ことを考慮し、行動に移すようにしましょう。
まずは専門家に無料相談することをオススメします。
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『赤ちゃんの頭のかたち相談室』
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