
このページでは赤ちゃんの頭のゆがみが気になり、悩み、行動した人の実体験をインタビュー形式で紹介します。
Case1は『ばんびさん』の体験談になります。
ばんびさんは最終的にヘルメット治療をしなかったようですが、どうしてその決断をしたのでしょうか。
ゆがみに気付いたきっかけ~受診まで

赤ちゃんの頭のゆがみに気付いた月齢ときっかけについて教えてください。
産まれて1ヶ月頃から寝る時の顔の向きが毎回同じで、反対側を向かせてもすぐに戻ることから向き癖が付いているなと感じていました。
そして、気付くと少し頭の形が変になっているなと思いました。


頭の形の変化に気付いた後はどのような行動をしましたか?
インターネットで情報を集めました。頭の形は生まれてくる時に生じることもあり、小さいうちだと簡単に治ることを知りました。
まずは向き癖を直そうと思い、新生児訪問で看護師さんに相談したところ、タオルでの簡単な治療をアドバイスされ実行ましたが、向き癖は治りませんでした。このままでは頭の形がいがむ(ゆがむ)ばかりだと思い、インターネットでさらに色々と調べました。
結果、ヘルメットを被ることによるしっかりとした治療もありますが、頭を触ることで形が良くなる可能性があることを知りました。また、頭のゆがみを測定したところ重症ではなさそうでしたので、自宅でもできるためにまずは頭を触ることを実践してみることにしました。
頭のゆがみを測定

まずは自分でできることをトライしてみたんですね。
医療機関には行かなかったのでしょうか。
もちろん、並行してヘルメット治療できる医療機関は探しました。
受診はしませんでしたが、大阪府豊中市のパッソクリニックで頭の形の治療をしていることを知り、治療が必要と分かれば行こうと思いました。


近くに受診可能な医療機関があるかどうかというのは重要ですよね。
治療の決断~実際の治療まで

ヘルメット治療をしないことを決断したようですが、その理由は何でしょうか。
ヘルメットによる治療は高いので、まずは自宅で出来ることをしてみようと思いました。頭の形が改善しなければ、受診しお金がかかってもヘルメット治療を実施しようと思っていました。

大阪府豊中市のパッソクリニックではクルムフィットを取り扱っており、ヘルメット作成(3D写真撮影2回、診察6回まで全て込みで52万円(税込)だそうです(2025年7月現在)

頭の形の変化に気付いてから自宅で治療するまでを時系列で教えてもらえますでしょうか。
1ヶ月
・向き癖により頭の形が歪んでいることを自覚したため、タオルによる向き癖改善を実施。頭の形をアプリで測定。
2ヶ月
・向き癖はあまり治らないが、頭の形が悪化していないことを確認。頭を触る取り組みを実施。
6ヶ月
・頭を触ることで形が酷くならずに良くなっていっていることを確認。
・形はほぼ良くなったことを確認し、向き癖もなくなったため、ヘルメット治療ができる医療機関を受診しないことを決定。
・向き癖や動きの癖をしっかり確認するような子育てが必要と知り、動きについて保育士さんと勉強を行いながら、育児が実施できた。
10ヶ月
・ハイハイの癖もかなり減りながら動くことができた


ヘルメット治療ができるギリギリの月齢まで自宅で治療を行い、形が改善したからヘルメット治療を実施しなかったんですね。なるほど!
治療中のできごと

自宅で治療をしたとのことでしたが、何か注意点等はありましたでしょうか。
かかりつけの医療機関と相談しながら自宅で治療しました。
もしヘルメット治療をする場合は、子どもがヘルメットをかぶるのを嫌がっても継続が必要と言われました。ただ、子どもの頭の成長が著しい間に行うものなので、治療が遅くなればなるほど頭の形を変えるのも難しいとも言われ、判断は早めにしたほうが良いことも教えてくれました。
自宅での治療ですが、頭を触ることによる不快感はあまりなく、子どもが嫌がることはそこまで無かったのですが、自分自身の時間が取られたのは確かです。ただ、この瞬間を大事にすることで子どもの将来の頭の形が決まると思うと苦にはならなかったですし、ヘルメット治療で起こりがちな蒸れなどによるトラブルもなかったです。


マッサージを毎日続けなければいけないので時間は取られますよね・・・。
たった数か月の我慢で子どもの大きな悩みが1つ無くなると考えるとやる気になりますよね!
治療の結果


自宅でケアされたとのことですが、かなりきれいな形をしていますね。
男の子なので髪の毛を短くしていると褒められることが多いです!
頭の形のケアについて聞かれた時には自分の行った方法や、ヘルメット治療があることを伝えています。


ヘルメット治療があること自体を知らない人も多いので、治療方法の1つとして広まると選択肢の幅が広がっていいですね。